ランドセルの歴史について

鞄としての機能も優秀なランドセルだったからこそ、ここまで普及した!

ランドセルが機能的でなかったら、ここまで注目されてこなかったでしょう。素材・技術はすごく進歩していますし、軽量化は極限まで軽くなっています。サイズはA4フラットファイルが入る対応が主流になっています。
 
文部科学省は学習指導要領を改訂しました。そこには、ランドセルの規定も記載されています。A4フラットファイルへの対応です。これまでのA4クリアファイルの幅は220ミリでした。しかし、フラットファイルの幅は230ミリです。クリアファイル対応だけのランドセルでは、入らない場合もでてきます。
 
2016年(平成28年)頃から、ランドセルのサイズは「フルフラット対応サイズ」が増えてきています。その一方で、<ランドセルは大きすぎるのではないか?>という意見もあります。ランドセルの中で、荷物が偏ってしまうとバランスが崩れて危険である……そんな意見もあります。
 
ですが、学習指導要領の改訂では小学校6年間で使用する教材は1000ページも増えているのです。今後、さらに改訂があれば、教材が減ることよりも増えることが想定されます。これまで以上に収納力を高めなければなりません。ランドセル内の教材の偏りの問題ですが、これは入れ方を工夫すれば解決する問題です。
 
ランドセルは鞄としての機能が、他の鞄をよりも優れているから小学生の鞄としての位置づけになっています。もともと、重い教科書や教材を学校まで運んで通学するために開発されました。人間工学的にも効率良く設計・デザインされているのです。
 
例えば、背負う児童の肩の形によって肩ベルトが立体的になっているデザインもあります。可動式になっていて動きに合わせられるランドセルもあります。重心を安定させるような工夫をされているデザインもあるのです。
 
汗をかいた場合でも不快感を感じなかったり、背負い心地のフィット感があると疲れにくかったりしますから、吸湿性やクッション性に優れた背当てがつけられています。こういったことから、お子さまだけしか使わないのは勿体ないとなってくるのです。
 
今では、ハリウッドセレブが日本のアニメの影響で利用することも珍しくありません。実際に海外では大人がランドセルを背負っているのです。では日本国内で大人向けのランドセルがあるのでしょうか?
 
男性向けの新しいビジネスバッグとして注目されつつあります。ビジネスバッグは、ショルダーや手提げタイプが多いです。ですがアウトセールスで外廻りをすると、疲れます。背負えるタイプの鞄が欲しくなります。探してもナイロンタイプのデイパックが多いです。それではビジネススーツには合いません。
 
背広でも相性が良い革の背負いタイプの鞄が欲しいというニーズがあります。こういったニーズに応えるために、実用的な大人用ランドセルが人気になっています。デザインと機能に長けたものになると縦型だけでなく御横型のランドセルがあったり、ヌメ革を使用したりとか、ノートパソコンが収納できるタイプのランドセルもあります。
 
ランドセルは長い歴史を持って、優秀な機能性を持っています。この機能性が再認識されているのが現代です。大人のビジネスバッグとして注目されるのは少々遅かったのかもしれません。
 
今や海外では大人がランドセルを使うのがファッションになっています。将来的には日本でもランドセルを背負う会社員の姿が普通になるかもしれません。高級なランドセルは牛革とかコードバンが主流です。
 
牛革の中には、タンニンで皮を鞣しただけの「ヌメ革」の素材もあります。小まめに手入れする必要があります。痛みやすいですが、見た目の高級感はトップクラスです。コードバンは一頭の牛のお尻部分の革から、ランドセルの被せの部分2枚しか取れないほどの貴重な素材です。コードバンというだけで高級ランドセルの証明になります。

ランドセル 男の子

ランドセル 女の子